NAVIS(ナビス)看護・医療・介護特集 口腔ケアの目的とチェックポイント

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知っておこう!『 口腔ケアの目的とチェックポイント』 &
知っておきたい!『 口腔ケア関連の「Q&A」』

口腔ケアの目的

①誤嚥性肺炎の予防

口腔内の汚れや、細菌を減らすことが、誤嚥性肺炎の予防にもつながります。

②口腔疾患の予防

口腔ケアは口内炎や虫歯・歯周病、口臭などの口腔疾患も予防できます。

③生活の質(QOL)の向上

自分の口で食べられることは、身体と心が健康であるために大切なことで、廃用症候群の予防になると言われています。

口腔ケアのチェックポイント

  • 口臭・乾燥はないか?
  • 出血・痛み・腫れはないか?
  • 味覚や舌の知覚異常はないか?
  • 舌とあごの動き方は?
Q(質問) A(答え)
口腔ケアと発熱、関係があるの? しっかり口腔ケアをすることで、肺炎の発症が40%減少!肺炎による死亡率も半減!インフルエンザの予防にもなります。
口にも廃用症候群があるの? 口の機能も、使わないと衰えていきます。かまなくてよいやわらかい物ばかり食べるなど、口をあまり動かさないでいると頬ほお、口びる、舌などの力が弱まります。
窒息の予防にもなるの? 口腔機能が低下している人は窒息を起こしやすくなります。
口の体操やリハビリを続けると、舌や口の周りの筋肉がよく動くようになり、
唾液も出るようになるので、食べ物が飲み込みやすくなります。
転倒予防に関係あるの? しっかりした歯とかみ合わせは、身体のバランスを保つのに大変重要です。
入れ歯を入れたり治療をすることで、かみ合わせやあごが安定し、歩行の安定につながります。
認知機能と関係があるの? 脳への刺激が低下すると、認知機能も低下します。
口腔ケアや会話、しっかりかむことなどが脳への刺激になります。
低栄養を防ぐの? 口腔機能の改善で、栄養の吸収が良くなるので、低栄養を防ぎ、免疫力アップ!要介護状態の悪化防止にもなります。
口臭の原因は細菌? 口の中の細菌増加が口臭の原因になります。
口腔清掃により、細菌の数を減らすことで、口臭も減少します。

出典:東京都南多摩保健所ホームページより

口腔ケアのチェックポイント

  • 湿らせる

    口腔内が乾燥している場合は「保湿ジェル」などを使用し、乾いた汚れを軟らかくします。

  • 口腔内のふきとり

    「口腔ケアスポンジ」「歯ブラシ」「舌ブラシ」などを使用し、汚れを取り除きます。

  • 口腔リハビリ・マッサージ

    口腔ケアリハビリ・マッサージを行い口腔機能の維持や歯周病などを予防します。

  • 保湿と乾燥予防

    仕上げに口腔内全体に保湿ジェル、スプレー等を塗布して保湿します。

口腔ケアのチェックポイント

高齢者に多い誤ごえん嚥性肺炎(下記の症状は出ていませんか?)

誤嚥とは、唾液や食物、胃液などが気管に入ってしまうことをいいます。その食物や唾液に含まれた細菌が気管から肺に入り込むことで起こるのが誤嚥性肺炎です。高齢者の肺炎の7割以上が誤嚥に関係していると言われています。再発を繰り返す特徴があり、現在でも治療困難なことが多く、高齢者の主な死亡原因の1つとなっています。症状として一番多いものは発熱ですが、元気がない、だるい、食事の時間が長い、食事中のむせ込み、唾を飲み込めないなどの症状もあります。

対策は?

誤嚥による肺炎を予防する為にも、口腔内を清潔にしておきましょう。口腔内は細菌が繁殖しやすく、唾液に菌が付いたまま誤嚥すると、肺炎になってしまう恐れがあります。口の中が渇くとドライマウスとなって細菌が増えるので、水分をたくさん摂ることも大切です。適切な口腔ケアにより、肺炎リスクの低減を図ることができます。