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RoosterVial ExosomesとRoosterCollect

RoosterBio社では、同社の間葉系幹細胞(MSC)を使用して回収し、最適化した生産プラットフォームで製造した、研究・開発プログラム向け「Ready-to-use」の細胞外小胞:RoosterVial Exosomesを販売しています。
また、エクソソームを含む細胞外小胞(EV)の回収をシンプルかつクリーンに行えるようデザインした、粒子数の少ない専用培地:RoosterCollectを販売しています。

RoosterBio社の細胞外小胞/エクソソーム:RoosterVial Exosomes

間葉系幹細胞による治療効果の研究と同様に、間葉系幹細胞由来の細胞外小胞は再生医療研究分野でも主要な生理活性物質、あるいはドラッグデリバリー担体としての研究が進められています。
間葉系幹細胞由来の細胞外小胞(MSC-EV)を用いた治療研究には大量のMSC-EVが必要である一方、そのような大量のMSC-EVを2次元培養で入手することはこれまで容易ではありませんでした。

RoosterBio社のRoosterVial Exosomesは、同社の最適化された3次元バイオ製造プロセスで得られたhMSCより回収した、しっかりとキャラクタライズされたReady-to-Useのエクソソームです。骨髄(Bone Marrow / BM)、脂肪(Adipose)、臍帯(Umbilical Cord)由来のMSCから回収された3種類のエクソソームが提供されています。

エクソソームとは?~細胞由来小粒子の発見・歴史と細胞外小胞の種類~

<発見の歴史と細胞由来小粒子の機能の研究>
肉眼では見ることのできない小粒子ですが、電子顕微鏡を用いることで赤血球から「放出」されたことが1980年代に初めて報告されました(1,2)。その当時、多くの研究者はこのような粒子を単なる「老廃物」とみなしており、「セルダスト」または「セルデブリ」などと一般的に呼ばれていました。
しかし、これらナノサイズ粒子の豊富な存在が体液解析の際に続けて再発見されたことで、ある研究者はその「生物学的な役割」の存在を推測するようになりました。親細胞同様、脂質二重層で形成されていることから、これら小粒子が細胞内コミュニケーションに関わっている可能性があると考えることは、不思議ではありませんでした。

1996年には、B細胞から分泌され単離した粒子をT細胞に送ると増殖させられることをRaposoらが示しました(3)。これは細胞由来の粒子単独で、細胞の挙動を変えられることを示した最初の研究でした。

2006年にRatajczakらは、細胞由来粒子がそれを受け取った細胞の挙動を変え、その粒子はRNAやタンパク質を含んでいることを証明しました(4)。2007年にValadiらは肥満細胞から分泌された粒子を単離して追跡研究を行い、メッセンジャーRNA(mRNA)やマイクロRNA(miRNA)など、1000超の異なるRNA転写産物が含まれることを示しました(5)。

これらの報告から、細胞由来の小粒子は生物学的な内容物を含んでおり、さらにその内容物を細胞間で受け渡し、受け取った細胞の挙動を変化させる可能性があることが示されました。つまり、老廃物の処理のみならず、細胞間コミュニケーションにも細胞由来の小粒子が重要であることを示しています。

細胞由来粒子は今日、慣習的に細胞外小胞(またはEV)と呼ばれており、細胞から産生され、シグナル伝達、免疫調節や分子リサイクルなどの細胞外コミュニケーションを行う直径50~1000 nmの脂質二重層として定義されています(6)。細胞外小胞は極端に小さいことから、光学顕微鏡では可視化できません。2011年のSokolovaらによる独創的で本格的な研究以来、電子顕微鏡による粒子の直接的な可視化、または動的光散乱法による粒子の間接的な可視化などの技術を用いています(7)。

<細胞外小胞の違い:エクソソーム、エクトソーム、アポトーシス小体>
細胞外小胞は、由来の細胞内区画によって定義されるサブグループに分類できます。

エクソソームは通常、「直径40~160 nmの範囲の小サイズの細胞外小胞」として定義されています(6)。これらは細胞のエンドソーム内で内側に出芽して形成され、多くのエクソソームを含むエンドソームとして定義される、多胞性エンドソーム(MVE)の形成につながります(8)。MVEは細胞膜と融合し、エクソソームを細胞外へ放出します。
マイクロベシクル、あるいはエクトソームは直径50~1000 nmの幅広いサイズの範囲で形成される細胞外小胞で、細胞膜から直接出芽して形成され、細胞外に放出されます(8)。
細胞外小胞としても考えられているアポトーシス小体は、細胞のアポトーシス(プログラムされた細胞死)中に細胞膜で直接出芽されますが、より大きい粒子サイズ(一般的に直径 ≥500 nmとされる)になる傾向があります(9)。

<細胞外小胞を定義する表面マーカー>
全ての細胞外小胞は細胞膜に由来するため、その膜には膜貫通タンパク質などの細胞膜成分を含んでいます。細胞外小胞の膜は膜貫通タンパク質の種類の一つであるテトラスパニンが豊富であることが知られており(6)、CD63、CD9およびCD81といったテトラスパニンを「表面マーカー」として、細胞外小胞が通常定義されます(10)。細胞外小胞にはRNAやタンパク質だけでなく、DNA(11)および脂質(12)も、レシピエント細胞に運ぶための生物学的カーゴとして含まれています。

製品紹介

■RoosterVial Exosomes
RoosterVial Exosomesは、RoosterBio社の技術を用いてゼノフリーのヒト間葉系幹細胞/間質細胞と培地から回収された、「Ready-to-use」のエクソソームです。

各ロットはダウンストリームプロセシングの前に、3Dバイオリアクターシステムで、RoosterBio社の堅牢なEV製造プロセスにより製造されます。細胞外小胞を明確にし、TFFで濃縮後、0.2 μmのフィルターでろ過し、1 mLあたり>5×109個の粒子の濃度に調製します。これら細胞外小胞は、サイズ、濃度、純度、テトラスパニン表面マーカー(CD9、CD63、CD81)と細胞質マーカー(TSG101)で解析されています。

<主な特長>
・RoosterBio社のゼノフリー間葉系幹細胞から回収されており、「臍帯由来(# E40059UC)」「骨髄由来(#E41059BM)」「脂肪由来(#E42059AD)」のエクソソームがあります。
・5×109粒子/mLの濃度に調整されています。
・RoosterBio社の最適化された細胞外小胞生産プラットフォームで製造されており、3Dバイオリアクターシステムを使用しています。
・サイズ分布、濃度、純度、テトラスパニン表面マーカー(CD9、CD63、CD81)と細胞質マーカー(TSG101)で解析しています。

<データ>
図1. RoosterVial-hUC (ゼノフリー、C43001UC/C43002UC) から回収したエクソソーム(#E40059UC)は、NTAによる測定で5.38×109の濃度でバイアル詰めされている。
図2. RoosterVial-hUC (ゼノフリー、C43001UC/C43002UC) から回収したエクソソーム(#E40059UC)の粒子サイズと分布は、平均粒径149.8 nm、中間サイズ141.2 nm、最頻サイズ137.4 nmであった。
図3. RoosterVial-hUC (ゼノフリー、C43001UC/C43002UC) から回収したエクソソーム(#E40059UC)の純度は、Memglowを用いたNanoFCMによる測定で83.1%であった。

製品リスト

83-2875-89 RoosterVial Umbilical Cord MSC Exosomes 1mL of >5E9 exosomes E40059UC
「骨髄由来(#E41059BM)」(未登録)
「脂肪由来(#E42059AD)」(未登録)

RoosterBio社の細胞外小胞/エクソソーム回収用培地:RoosterCollect-EV

RoosterBio社のRoosterCollect-EVは、ヒト間葉系幹細胞(hMSC)からの細胞外小胞、エクソソーム、セクレトーム生産プラットフォームへのシームレスな統合をサポートする、細胞外小胞/エクソソーム回収専用の培地です。 RoosterBio社のhMSCバイオプロセスプラットフォーム(hMSCと拡大培養用培地)と本培地の組み合わせにより、細胞外小胞の収量を向上し、細胞外小胞入手に必要なプロセシングの時間を最小限にします。

細胞外小胞ワークフローへの合理的な統合用に設計されたRoosterCollect-EVで、hMSCからの細胞外小胞回収の信頼性を高めてください。

製品紹介

<主な特長>
・粒子数の少ない培地です。
・ゼノフリー、タンパク質フリーで、化学的組成が明らかな培地です。
・細胞外小胞の回収を合理化します。
・2次元培養系、3次元培養系からの回収に対応しています。
・プロセシングの時間を削減します。
・最終産物の純度を確実にします。
・MISEV(Minimal information for studies of extracellular vesicles)推奨のsEV(small extracellular vesicle)キャラクタライゼージョンをサポートしています。

<データ>
図4. RoosterCollect-EVは2次元ベッセルと3次元バイオリアクターシステム(最大15 Lのデータを表示)の両方で、6時間から72時間でのスケーラブルな細胞外小胞の回収をサポートしている。

製品リスト

83-2875-90 RoosterCollect-EV 500mL M2001

参考文献

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