Raspberry Pi 3 Model B+は、現行モデルのRaspberry Pi 3 Model Bの改良を行い、フォームファクターなどの基本仕様はそのままですが、性能と機能が大幅にアップグレードされています。 また、スペック以外にも、供給予定期間や動作温度範囲が公表され、製品サポートが充実しました。特長
CPU
Raspberry Pi 3 Model B+のCPUは、動作クロックが1.2GHzから1.4GHzになり、より高性能になっています。CPUコア・アーキテクチャの変更がないので、既存のプログラムは修正せずにそのまま動作します。
Ethernet(LAN)
Raspberry Pi 3 Model B+では、要望の多かったGigabit Ethernetに対応し、 少人数で使用するNAS(ネットワーク アタッチ トストレージ)としての用途でも、快適に使用できるようになりました。 なお、上流インターフェースがUSB 2.0であるため、理論上の最大転送速度は、300Mbps(37.5MB/s)になります。
5GHz WiFi(無線LAN)
Raspberry Pi 3 Model B+は、新たに電波干渉の少ない5GHz帯に対応しました。 2.4GHzと5GHzの デュアル バンド IEEE 802.11 b/g/n/ac 対応WLANモジュールが搭載され、 より高速な無線LANネットワークを利用できるようになりました。
Bluetooth(近距離無線通信)
Raspberry Pi 3 Model B+では、Bluetooth 4.2に対応しました。
ケース
Raspberry Pi 3 Model B+は、 Pi 3/2/B+から基板サイズや外部インターフェースのレイアウトなどの変更がないため、ケースなどのオプションは、3/2/B+と共通のものが使えます。ただし、HAT(スタック型オプションモジュール)やケースなどは、その形状や構造によっては、Raspberry Pi 3 Model B+に 新たに搭載されたPoEピンヘッダや、大きくなったWLANモジュールなどと、干渉する可能性があります。
内部インターフェース
Raspberry Pi 3 Model B+のGPIO、CSIカメラポート、 DSIビデオポートなどの内部インターフェースも、Pi 3/2/B+から変更されていないため、これらに接続するデバイスもそのまま使えます。
電源
Raspberry Pi 3 Model B+用の電源は、Pi 3と同じ2.5A出力対応製品が推奨されています。また、ネットワーク アプライアンスや、ネットワーク カメラ、産業用機器で利用されることの多いPoE用の電源ピンヘッダが新たに追加されました。 LANケーブル1本で電源供給とネットワーク通信が行えるため、観察・監視カメラ用途ではさらに自由な設置ができるようになりました。
ビジネスユース向けサポート
Raspberry Piシリーズは、教材、ホビー用という枠を超え、産業用・組み込み用・設備用途など、ビジネスユースでの採用を確実に増やしてきました。 そのようなユーザーからの要望にも応えるために、Raspberry Pi 3 Model B+では、 少なくとも2023年1月まで供給が継続される予定であることと、0~50℃と動作温度範囲の目安が公表されました。