先生の教科書

理科の謎
小学校・中学校、高校で理科の授業を受けるとき、理科の実験を行うとき、自分たちの教室を移動して理科室を利用していた方や、率先して理科室を使うようにしている先生方も多いのではないでしょうか?
そんな理科室には疑問がたくさん・・・。

その中で3つの理科室のなぞを解明していきます!
理科の椅子にはなぜ背もたれが無いの?
学校の理科室においてある椅子、木製で背もたれが無いものが置いてある学校がほとんどではないでしょうか?
なぜ背もたれが無いのか、皆さんわかりますか?

答えは、背もたれが無いことで事故から生徒たちを守るためなのです。
背もたれが無いほうが、事故が発生した際に逃げやすく、危険を回避しやすくなります。
危険な実験をする場合には、充分な指導の下に行われますが、理科の実験では火や薬品を使うことも多く危険と隣り合わせです。
背もたれが無い方が、万一危険な状況のときにすぐに立ち上がってその場から離れることができます。

また、理科の実験では、実験道具や薬品を運んだり、机(実験台)の周りを歩いたりすることがとても多いです。
そのときにも背もたれが無ければ机の下にしまっておき、邪魔になりません。

基本的には、実験中は椅子を机(実験台)の下にいれ、実験は立って行うことが推奨されています。
実験は立って、記録は座って行いましょう。

学校の理科室だけでなく、研究室でも実験のときの椅子は背もたれがありません。
安全のために、背もたれがないんですね。
理科室の机はなぜ黒いの?
理科室の机(実験台)は、黒色の場合は多いですよね。
普通の教室で使う机は、木の茶色たったり、白色だったり…。
黒色は理科室だけかもしれません。

理科の実験で使う薬品はどんな色をしているでしょう?
白い粉末や、透明の液体も良く使います。薬品を取るための薬包紙も白色ですね。

ということで、机にこぼれてしまった薬品や液体などを見やすくするために、黒が多く使われているんですね。
ちなみに机の黒い部分は「天板」と呼びます。

現在は白色の天板を使った実験台も増えてきました。
実験室のイメージが一気に明るいイメージに変わります!
企業や大学の研究室ですと、企業イメージや研究の内容に合わせて、黒色以外にしているケースもあるようです。
中央実験台 ホワイトタイプ
理科室の水道はなぜ水圧が高いの?
理科室の机に備え付けられている流し台。水道の蛇口をひねると勢い良く水が出てきませんか?
うっかり普通の水道のように使うと、水が勢い良く出てきて、シンクにはねて、服が濡れる・・・
なんて経験された方もいるかもしれません。

ビーカーや試験管などの実験器具を洗うにしても、もう少し勢いがなくても良いのでは…?
と思う方も多いかもしれませんが、あの水圧には理由があるのです。

それは、実験で水道の水を使用するためです!
器具を洗うためだけでなく、アスピレーター という水の流れる勢いを使って吸引するポンプがあったり、リービッヒ冷却管など気体を冷やすために使うガラス器具を使用したりする際には、それなりの水圧が必要になるのです。

理科室の水道、水圧以外にも気になるのは蛇口の細さ。
アスピレーターや冷却管などの実験器具につなげるときに、ゴム管やホースを使って接続するから蛇口も細くなっています。
ホースを付けていたほうが、実験器具も洗いやすいですしね。
まとめ
理科室に関する疑問について、3つ紹介しました。
長年疑問だった方も、生徒に質問された先生も、少しだけスッキリしたのではないでしょうか?
その他にも、理科室には「コレ何につかうの?」という実験器具がありふれていたり、理科の先生は白衣を着ている方が多かったり・・・あるあるだけど謎が多いですね。
理科に関する疑問は尽きませんが、研究者の方にとっては当たりまえなのかもしれません。
研究者の方でも専門分野が分かれていて、専門外のことになると「コレ何につかうの?」ということは良くあるみたいですが…!
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