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理科の実験器具 ~ガラス器具編~
理科や化学の実験ではたくさんの実験器具を使います。
出現頻度の多い実験器具に、ビーカー、フラスコ、試験管などがありますね。
それ以外にも実験器具はとても多くの種類があります。
理科の教科書にも掲載されている「あ!これ知っている!」と思う実験器具や、何に使うか見当も付かないマニアックな実験器具まで、今回はガラス器具を中心に紹介していきます。
ビーカー
理科の実験器具といえばコレ。
ビーカーくんという大人気キャラクターまで生まれるくらい有名な実験器具です。
液体の混合・かく拌・過熱などに使われます。
注ぎ口が付いているため、液体を別の容器に移すことも簡単に出来ます。

ちなみに付いている目盛は目安にすぎないので正確な計量はできません。

厳密に容量をはかるときには、メスシリンダー等を使います。
種類がたくさんあり、背の高いトールビーカーや口の部分が少し狭くなったコニカルビーカーなどがあります。
ガラス以外にも、プラスチック製ステンレス製の材質のビーカーもあります。
三角フラスコ
下側が三角錐(すい)、上側は細い管の形状をしている実験器具です。

くるくると混ぜても、ビーカーのように周りからこぼれないので、主に薬品を反応・攪拌するときに使います。
口が細いので、溶液を入れるときには漏斗(ロート)を使います。
試験管
試験管はガラス管の片方が閉じられているものです。代表的な実験器具ですね。
薬品を混合させて化学反応を起こしたり、試験管内部の変化を観察したり、そのまま火に当てて加熱したり、様々な実験に使用されます。
サイズラインナップも豊富で、それにあわせたキャップも販売されています。
キャップを使う場合には”直口”の試験管を使用しないと、キャップがはまらないのでご注意ください。
実験中に割ってしまいやすい実験器具の1つです。試験管立てがないと使えません。
洗うときにはo試験官用の洗浄ブラシが必要になります。
シャーレ
シャーレは細菌の培養実験などに使われる、平皿です。
別名「ペトリ皿」で、英語だと「petri dish」です。
蓋と皿の2枚で一組になっています。直径は90mmのものが良く実験で使用されます。
細菌の培養を行う際には滅菌しておく必要があります。
熱を加えて処理することが多いため、耐熱性のあるガラスで作られたものが一般的でしたが、最近は滅菌済のプラスチック製のシャーレも多く使用されるようになってきました。
ガラス棒(撹拌棒)
液体の中に固体を入れて溶かすなど、くるくる回して混合させるための実験器具です。
一定の太さで作られたガラス製の棒で、ビーカーと一緒に使われることが多いです。
かき混ぜるときに、ビーカーの壁にぶつけたり、底をたたいたりするとガラスが割れる可能性があるため、静かに回したり左右に動かして混ぜるようにします。
ビーカーに入った液体を別の容器に移すとき、ビーカーの口にガラス棒を当て、つたうようにするとこぼさず静かに液体を移すことが出来ます。
メスシリンダー
液体の体積を測定するための目盛の付いた容器です。円筒型になっています。
注ぎ口が付いており、はかりとった液体をそのまま別の容器に移すことが出来ます
。 横に置いたときに転がってしまうことを防ぐために、底の形状が六角形になっているものもあります。
倒れても割れないように、樹脂製のリングが付属している商品もあります。
より精度を求めて容量をはかるときには、メスフラスコを使用します。
“メニスカス”の底に目の位置をそろえて、目盛を読みます。
駒込(こまごめ)ピペット
駒込(こまごめ)ピペットは、少量の液体を移動させる際に使用する実験器具です。
スポイトに似ていますが、対薬品性を重視したガラス等の材質でできているものが多いです。
駒込(こまごめ)ピペット単体で使用せず、ゴム製などのキャップを併用します。
もっと少量の液体を移動させるときには、パスツールピペットを使用します。
メスピペット
一定の容量の液体を精確に計量するための実験器具です。
任意の目盛まで吸い上げて、目盛を見ながら液体を排出し、排出後の目盛との差分が容量となります。
目盛が多数振られているので、汎用性が高いです。
液体を1mlずつ試験管に入れるときに、5mlの目盛まで液体を吸い上げておき、1mlずつを5本分、分注させることが出来ます。
元々は口で液体を吸い上げていましたが、危険な薬品もあるため、実験では安全ピペッターを併用することが多いです。
ホールピペット
0.1~100ml程度の一定の体積の液体を正確に量りとるための実験器具です。
ガラス管の中央あたりが膨らんでいて、上部に目盛線(標線)が引かれています。
標線が1本のみであるため、決まった量しか量れませんが、非常に高い精度で液体の体積を量りとることができます。
液体に先端をつけ、ストローで吸い込むように液体をガラス管の中に入れ、標線の少し上まで吸い上げ、口を離す際すぐに管の上を指で押さえます。
指を少しずつ開放しながら、液面と標線が合うところまで液体を排出し、計量します。
量りとった液体を排出するときは、指を離して自然落下させましょう。
メスピペットと同じく、安全ピペッターの併用をお勧めします。
まとめ
今回はガラス製の実験器具をいくつかご紹介しました。
なじみのあるものから、こんなの使ったかな?という実験器具まで、色々あったと思います。
理科の実験に登場する実験器具も、研究現場で使用されている実験器具も、ここでの紹介よりもたくさんの実験器具が存在します。
目的・用途によって、使用する実験器具が異なるので、アズワンの研究用総合カタログにも多くの実験器具が掲載されています。
パラパラとカタログをめくってみて、自分の知らない実験器具を見つめるのも楽しいですよ!
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