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HIAC 9703+で「Err0004 センサー汚染エラー」が発生したら?

HIAC 9703+で「Err0004 センサー汚染エラー」が発生したら?
原因と対処方法をわかりやすく解説

はじめに

液中パーティクルカウンターは、医薬品の不溶性微粒子試験や製薬用水管理など、品質管理に欠かせない分析機器です。
しかし、使用中に突然「Err0004 センサー汚染」というエラーが表示され、測定できなくなった経験はないでしょうか。
本記事では、HIAC 9703+で発生するErr0004センサー汚染エラーの主な原因と、お客様自身で実施できる対処方法についてご紹介します。

Err0004 センサー汚染エラーとは

Err0004は、センサー内部の流路や光学系に汚染が発生し、正常な粒子測定ができなくなった際に表示されるエラーです。
必ずしも故障とは限らず、多くの場合は洗浄を行うことで改善するケースがあります。

エラーが発生する主な原因

Err0004が発生する要因として、次のようなケースが考えられます。
・機器を長期間使用しなかった場合、流路内の残液が乾燥し、付着物が発生することがあります
・異物がセンサー流路内に混入した
・バックフラッシュなどの誤操作をしてしまった
・前回測定後の洗浄が不足していた
・高濃度サンプル(タンパク製剤など)を測定した
・低温または高温サンプルを測定した
・機器異常や電源トラブルが発生した

お客様で実施できる対処方法

●Step1 超純水で十分に洗浄する

センサー内部の結露防止のため、室温+5℃程度まで加温した超純水などの微粒子を含まない液体を使用し、10~30回程度の洗浄を実施してください。

●Step2 IPAやエタノールで洗浄

超純水で改善しない場合は、
・IPA(イソプロピルアルコール)
・エタノール系溶液
など使用して10~30回程度の洗浄を行います。

●Step3 中性洗剤による洗浄

改善しない場合は、
・中性洗剤(食器用洗剤)
・超純水
を用いて中性洗剤を約3%に希釈し、10~30回程度の洗浄を行います。

●Step4 中性洗剤をサンプルラインへ留置

中性洗剤による洗浄でも改善しない場合は、中性洗剤を希釈した洗浄液をクリーン機能で流路内へ充填してください。
センサーアームを下げてサンプルプローブを液中に浸した状態で電源を切り、そのまま約1日間洗浄液を留置します。その後、室温+5℃程度に加温した超純水で10~30回程度洗浄を行ってください。

●Step5 アルカリ性洗剤による洗浄(タンパク製剤使用の場合)

タンパク製剤などを使用されているユーザー様においては、Step3、Step4の中性洗剤で復帰しない場合には、アルカリ性洗剤のデコン90(AXEL品番:61-9067-09)を超純水にて3%希釈していただき、中性洗剤のStep3の同様の洗浄方法をお試しください。洗浄後は超純水などで10 回~30 回程度洗浄を行ないます。

こちらの方法でも改善傾向にない場合、センサー内部に付着物、センサーの結露による故障などが発生している可能性があります。ベックマン・コールター株式会社サービスセンターでの点検が必要となる場合があります。
点検をご要望の場合、有償対応となります。予めご了承ください。
点検希望の場合には機器を購入された販売店様、もしくはお問い合わせページよりご依頼をお願いします。

Err0004を予防するために

・測定終了後は十分な超純水洗浄を行う
・タンパク製剤測定後は追加洗浄を実施する
・長期保管前は流路を十分に洗浄する
・定期的に計数参照標準液による装置確認を行う
・冷たいサンプルはサンプルラインに流さない

ラボ型液中パーティクルカウンターHIAC 9703+

ラボ型液中パーティクルカウンターHIAC 9703+

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