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患者さんを院内感染から守ろう!

患者さんを襲う、院内感染とは

患者さんを襲う、院内感染とは / 院内感染の原因菌、感染経路 / 病院で接触感染、経口感染を防ぐ対策ルミテスターで院内感染対策ふき取り検査とは?
医療従事者に向けた検査のやり方○○を検査して院内感染対策!> / 患者さんを院内感染から守ろう ~まとめ~
院内感染とは、読んで字のごとく患者さんが「病院内で新たな病に感染すること」をいいます。

患者さんは様々な病を抱えて入院しており、免疫力や抵抗力が通常より落ちている方がほとんどです。
こういった方々は健常者には影響を及ぼさない病原体、菌でも防ぐことができず、感染します。
これが一般的な「院内感染」となります。

■病院だから大丈夫!ではない・・・

病院内は多種多様な病気が多く存在する状態となるため、菌や病原菌、ウィルスなどの量は必然的に多くなります。
また、これらの原因菌は病院外からもやってきます。
お見舞いに来た方の衣服などに付着していたり、お見舞いの花などに付着していたり・・・と発生経路は様々です。
院内感染を防ぐためには、健常者、および病院内の医療従事者が院内感染に関して知識を持ち、しっかりと対策することが必要になります。

院内感染の原因菌、感染経路

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医療従事者に向けた検査のやり方○○を検査して院内感染対策!> / 患者さんを院内感染から守ろう ~まとめ~
では、一般的に患者さんを襲う、院内感染とはどのような菌が原因となるのでしょうか。

■原因菌

院内感染を引き起こす原因菌は主にインフルエンザ、麻疹、O-157等の食中毒菌、水痘等のウイルス、サルモネラ、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)、結核菌やレジオネラ菌、カンジダなどがあるといわれています。
しかしこれらはあくまで一般的に言われている病原体となります。
患者さんの免疫力、抵抗力が落ちている以上どのような病原体でも感染する可能性はあります。

■感染経路

院内感染の感染経路としてよく聞くのが接触感染、経口感染です。
保菌者に接触、もしくは保菌者が接触した物から間接的に感染することを接触感染といい、病原体が付着している物を介して口から感染することを経口感染といいます。
(そのほかに飛沫感染、空気感染、血液感染、体内に留置する医療器具などの人工物からの感染があります)

病院で接触感染、経口感染を防ぐ対策

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医療従事者に向けた検査のやり方○○を検査して院内感染対策!> / 患者さんを院内感染から守ろう ~まとめ~
接触感染、経口感染という二つの感染経路に共通することは、物を媒介として人に感染する、ということです。
これらを防ぐための対策は何も特別なものではありません。
手洗いや消毒液を使用したふき取りなどの、しっかりとした洗浄、消毒、殺菌が何よりの対策といえます。
しかしこれらの対策の効果は目に見えるものではありません。
菌自体が見えないわけですから、当然ですね。
なのでしっかりと対策したつもりでも漏れが発生することがあります。
そういった漏れを防ぐためにはふき取り検査システム「ルミテスター」を使った「ふき取り検査」というものが有効になります。

ルミテスターで院内感染対策

ルミテスター PD-30

いつでもどこでも衛生検査が出来ます。
わずか10秒で測定結果が分かります。
コントロールキットは充電約30秒で素早く本体の動作・感度確認を行う事ができます。
手洗いの検査や、菌の汚染度チェックが行えるので、食品工場や病院などで使われています。
商品詳細を見る

■ふき取り検査とは?

ふき取り検査とはATP、ADP、AMPの量を測定する、汚染の可能性をなくす検査です。
医療現場の汚れ(血液、体液、排泄物、微生物等)の中には上記が存在します。
医療従事者に付着した汚れのイメージ
上記の量が多ければ洗浄不足であり汚染の可能性があり、また、少なければ洗浄良好として汚染の可能性なし、と判定できます。
医療従事者に付着した汚れのイメージ2

ATPとは…

別名アデノシン三リン酸。あらゆる生物がもつエネルギー代謝に必須の物質です。

ADP、AMPとは…

ADPは別名アデノシン二リン酸。AMPは別名アデノシン一リン酸。これらは、加熱や発酵、酵素反応等によりアデノシン三リン酸が変化した物質です。
医療現場の汚れにはアデノシン三リン酸、アデノシン二リン酸、アデノシン一リン酸の3つの物質が含まれるため、これらを検知し、除去していけば接触感染、経口感染を防ぐことができます。
アデノシンニリン アデノシンーリン

■医療従事者に向けた検査のやり方

医療従事者に向けた検査のやり方 手順1
ルシパックの綿棒を水道水で濡らせて、検査対象をふき取る。
医療従事者に向けた検査のやり方 手順2(チューブ底を押さえて)
綿棒を本体に戻して押しこみ、抽出試薬をふりおとし、粉末の試薬をしっかり溶かす。
医療従事者に向けた検査のやり方 手順3(測定中は、立てて使用)
ルシパックをルミテスターの測定室に入れて測定する。
測定が終わったらルシパックをルミテスターから取り出す。 ※1 生理食塩水は使用しないでください。
※2 検査表面にアルコールなど殺菌剤や、洗浄剤が残っていると正しい測定ができない場合があります。

■○○を検査して院内感染対策!

では「ふき取り検査」は病院内でどのような場所を行えばよいのでしょうか。
病院内で接触感染・経口感染がおきやすい場所(患者さんが触れやすい場所)、および検査の管理基準値(目安)をご紹介します。

手指衛生

院内感染対策は、まず手洗いからです。
医療従事者だけでなく、お見舞いなどでこられた方も徹底
しましょう。
しっかりと手洗いをすれば、ある程度の院内感染の可能性
はつぶせます。
   
検査場所 管理基準値(RLU) ふき取り方法
手指
手の平(きき手) 2000 手の平全体を縦横5~10往復、指の間、指先をふき取る
手指検査のイメージ

病院での手洗い検査のイメージ

病院内
環境検査

交差感染の原因になりやすい高頻度手指接触表面(病院内で
患者さんが触れる可能性が多い場所)を重点的に検査してく
ださい。
清拭方法の改善にも役に立ちます。
                                 
検査場所 管理基準値(RLU) ふき取り方法
ナース
ステーション
ワゴン 500 アーム全体をふき取る
聴診器 500 チェストピース全体をふき取る
血圧計ポンプ 500 ポンプ全体をふき取る
点滴台 500 ハンドル部分全体をふき取る
電話受話器 500 受話器部分全体(内側・外側)をふき取る
パソコン
(キーボード)
500 表面全体をふき取る
パソコン
(マウス)
500 表面全体をふき取る
冷蔵庫取っ手 500 取っ手全体(内側・外側)をふき取る
病棟
オーバーテーブル 500 四隅・中央の10cm四方をふき取る
ドアノブ 500 ドアノブ全体をふき取る
ベッド柵 500 柵上部3ヶ所(右・中央・左)の10cm幅をふき取る
ナースコールボタン 500 ボタン全体をふき取る
スイッチ各種 500 スイッチ全体をふき取る
ME機器周辺
タッチパネル 500 度が多い部分10cm四方をふき取る
ベッド柵

ベッド柵

ドアノブ

ドアノブ

スイッチ各種

スイッチ各種

パソコン

パソコン

ワゴン

ワゴン

タッチパネル

タッチパネル

再使用医療機器
の洗浄評価

検査のタイミングは洗浄後(乾燥後)です。
また、透析装置ではカプラを検査してください。
                     
検査場所 管理基準値(RLU) ふき取り方法
鋼製小物
凹凸のある部分、ボックスロック部分など 100 手で触れている部分以外の全体をふき取る
構造が複雑な機器など 100 手で触れている部分以外の全体をふき取る
消化器内視鏡
鉗子チャンネル 暫定100 綿棒が挿入可能な範囲をふき取る
綿棒を回転させながら、内部全体をしっかりとふき取る
吸引チャンネル 暫定100
送気・送水
チャンネル
暫定100
先端部 暫定100 レンズ部と先端から外側1cm程度全体をしっかりとふき取る
鉗子チャンネル内部(ルシスワブ+ルシパック使用) 暫定100 ・鉗子から挿入してふき取る
・先端部から挿入してふき取る
透析装置
カプラ 100 接続部をふき取る
鉗子検査イメージ
ピンセット検査イメージ
鉗子チャンネル入り口検査イメージ
鉗子チャンネル内部検査イメージ
透析装置検査イメージ
透析装置検査イメージ2
※内視鏡の検査にはルシスワブをご利用ください。

厨房の
衛生管理

食中毒事故も院内感染のひとつです。
事故の原因は、洗浄不良による二次汚染が多いといわれています。
                         
検査場所 管理基準値(RLU) ふき取り方法
厨房
包丁 200 刃の両面全体と刃の付け根をふき取る
野菜皮むき 200 刃の先端をふき取る
お玉杓子 200 取っ手以外全体をふき取る
まな板 500 中心部分10cm四方の縦横をふき取る
野菜ザル 200 中央底部分10cm四方の縦横と上端部分内面1周をふき取る
水道栓 200 蛇口の取っ手全体をふき取る
シンク 200 シンクの四隅角をふき取る
冷蔵庫
(取っ手)
200 取っ手全体をふき取る
出入口ドアノブ 200 ドアノブ全体をふき取る
盛り付け台 200 中心部分の10cm四方の縦横をふき取る
手指
手の平(きき手) 2000 手のひら全体を縦横5~10往復、手の間、指先をふき取る
包丁検査イメージ
ざる検査イメージ
●ATPふき取り検査法は「食品衛生検査指針微生物編」に掲載されており、また、HACCPの第一歩です。

患者さんを院内感染から守ろう ~まとめ~

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院内感染は、健常者および医療従事者がしっかりと知識を持ち、対策をとれば防げるものです。
そして、対策もそこまで難しくないものがほとんどなのです。
ですが院内感染のニュースは残念ながら絶えません。
これは健常者および医療従事者の認識の甘さが原因なのかもしれません。
常に意識を持ち、患者さんのことを第一に考え、対策を講じていきましょう。

また、患者さん側でも気づいたことがあればすぐに病院側に指摘することも大切です。

「病院側の対策、本当に出来ているのかな?」

病院の検査や対策に疑問を感じたら、すぐに医療従事者に指摘しましょう。
病院側、患者側双方が意識を持ち協力すれば、より院内感染のリスクは下がるでしょう。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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