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採血・点滴における駆血の重要性

採血時の患者さんの負担

採血や点滴業務で大事なことは、患者さんが不安にならないようスムーズに進めるとともに、患者さんの苦痛を低減させることも重要です。
通常の採血時には、駆血用のゴムバンドやベルト式のものを使って対応するケースが多いでしょう。その際、ゴムバンドが皮膚を挟んだり、力加減によっては「強すぎる」「痛い」といった声が患者さんから上がることもあります。

十分な怒張と穿刺

駆血は静脈の流れを止めることによって静脈を怒張させますが、駆血帯を強く締めすぎると、表層にある静脈だけでなく、深層部にある動脈も圧迫することになります。動脈まで圧迫するほどの強さで駆血帯を締めると、血流が少なくなり、静脈の怒張が得られなくなります。十分な怒張が得られないと血管が逃げたりしてうまく穿刺ができません。

最適な駆血圧

これまでは駆血帯の締め方については、「適度な強さで巻く」など感覚に頼るような表現が多かったのですが、実は患者さんそれぞれに最適な駆血圧というものがあります。またその数値は患者さんの体調や状況によっても変化します。
適切な駆血圧で採血をしないと腕のうっ血や指先の痺れが起こり、出血斑や痺れが残ってしまう可能性があります。さらに駆血帯の締め過ぎで筋肉からカリウムが溶出し偽性高カリウム血症などになることもあります。そうなると正確な血液データが見れません。

採血・点滴におけるオススメの駆血帯

採血・点滴の際の駆血には「電子駆血帯(マサキカフ ナビス仕様)」がお勧めです。ベルトを巻いてボタンを押すだけ、というとてもシンプルな作りでカフ(腕帯)を上腕に装着し、電源ボタンを入れると可動します。自動的に加圧をはじめ、最適駆血圧に達するとランプが点灯する仕組みです。患者さん一人ひとりに適した駆血圧まで自動加圧し、十分な駆血が得られた後に最適なタイミングで採血を行えます。そのため、駆血時の患者さんの苦痛を軽減できるだけでなく、看護師さんも心にゆとりを持つことができます。
電子駆血帯(マサキカフナビス仕様)

電子駆血帯(マサキカフ®ナビス仕様)

クイックリリースバックルにより点滴ルートを確保した場合も容易に装着・取り外しが可能です。
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