ナビス 看護・医療・介護

AXELホーム > ナビス(看護・医療・介護)特集ページ >  新規開設コーディネートサポート活用事例Ⅰ おださが小児アレルギー科

診療体制を再優先に考えたサポート

 

こだわった院内設計(感染隔離)

青い床面が広がる写真左側が感染隔離エリア、右側が通常診察の待合への入口。

感染隔離エリアは「海」ゾーン。点滴時のベッドにも転用できる長いすを設置。

待合の「森」ゾーン。子どもたちが激突しても大丈夫な柔らかい素材で囲まれている。(壁紙及びクッション類は次亜塩素酸耐性素材)

受付や診察室は「空」ゾーン。

●感染隔離

 ナビスさんは以前から知り合いだった医療機器メーカーに紹介して頂きました。開業支援をお願いするにあたり私が最もこだわった点は、感染隔離です。小児科では感染が広がる病気を扱うケースが多いためです。スペースやテナントの関係上、隔離室が一部屋であったり、待合室が別でも診察室は一般患者様と同じというケースもあります。
 そこで当院では、入口を入って一般患者様と感染患者様をエントランスで完全分離し、隔離待合2部屋と専用診察室を作りました。限られたスペースに特別な空間を設けるために、時間を掛けて打ち合わせ出来たことが良かったと思います。

●ゾーニング

 お母様やお子様へ印象をつけるために、院内を3つにゾーニングしています。待合室は「森」、診察室を「空」、感染隔離エリアを「海」と、テーマをもたせる事で、お母様やお子様への説明がしやすくなりました。同時にお子様が安心できる色や空間になった事は大変満足しています。
 こうした各部屋の意味づけや関連性を明確にするという提案は、打ち合わせの過程で生まれてきたもので、多くの開業支援経験や専門知識のある方々が意見交換し作り上げていく体制があったからこそ出来たのだと思います。

コンセプトの共有と、対応のスピード感

 医院設計で大切なことは「どんな診療スタイルで診療するか」というコンセプトを明確にすること。そこから患者・スタッフの動線が導かれ、必要な機器や什器などの設置スペースの確保や給排水設備や廃液処理方法などが決まってきます。これらを理解してくれていたので、素晴らしい医院が作れたと思います。
 例えば、当院の診察室の机の下は、お子様に危険な電源コードが目に見える位置にはありません。これは機材の種類や設置位置を設計段階から決め、コンセントやLANの必要数を計算して設計して頂いたからです。壁紙や床材に関しても、消臭効果のある素材や次亜塩素酸で拭き取りしても劣化しない素材のものを使用しています。これはノロウイルスに感染した疑いがある嘔吐物を次亜塩素酸で拭き取り処理するためです。これもコンセント同様にお子様のことを第一に考えた設備を目指した結果です。
 これらの設計変更や仕様変更を決めた翌日や翌々日には、修正された図面が届くほどのスピードで対応して下さいました。むしろ私の方が確認するのに、少し待ってもらったほどです(笑)

こどもの安全性に配慮した角の無い点滴スタンドを選びました。

乳児検診等においてスタッフの作業効率を向上させるため電子カルテと連動させました。

温度管理の必要な薬品を管理しています。

機器を比較検討できたショールーム見学

 私の診療体制を一番に考えてくれた点を含め、開業支援の対応には満足しています。「先生の診療スタイルからすると、この機器が必要ではないですか?」「この機器は、これらのメーカーが販売していますが、何処がご希望ですか?」と聞いてくれる。これは私の診療スタイルを理解し尊重してくれている証拠。もちろん比較品を用意してくれた上でコストや性能の説明もしてくれて、その上で決めることができる。この提案が非常に助かりましたし、気軽に相談する事ができました。
 ナビスさんの東京ショールームを訪問した際のことです。複数メーカーの同じ機能を備えた機器が並び、試しながら比較検討する事が出来ました。そこで気に入った物を選ぶと、バリエーションやさらなるニーズに合わせた追加提案もしてくれた事は大変良かったですね。多くの機種を使いながら比較検討する機会は、意外に少ないですからね。ナビス商品展示コーナーには物品棚(アルティアユニット)も置いてありました。食器棚のように上の棚を引き出すと、自動的に下に降りてくる機能を持つラック(上段ユニット・ダウンウォール)はデッドスペースの有効活用に良いなと思いました。ナビスは、ユーザーの立場に立ったものづくりをされているなと感心を致しました。

物品棚(アルティアユニット)組み合わせ例

扉を開ける

棚を降ろす

収納物を取り出します

上段ユニット・ダウンウォール

ショールームのご案内

待合エリアの椅子は、座面を低くして落下時のケガを防止。

お子様の視線からは外の建物が見えないように配慮し世界観を表現。

院内のイメージに合わせた特注カラーで仕上げたアルティアのキャビネット。

小さなお子様が激突しないよう配慮し、ドアノブを通常より高い位置に設置。

機能性と安らぎを両立させたクリニックに

 完成した医院の出来映えには満足しています。内装のトータルコーディネートから、配線ひとつにまで気を配った設計をして頂き、当初のイメージを実現する事が出来ました。
 今回お願いしたのは女性の設計士の方で、過去にも小児科の設計経験をされていました。私とはまったく違った視点(母親の視点)から設計提案をしていただけたのも助かりました。やはり小児科はお母様がお子様を連れてきますから、使い勝手の良さや安心感への配慮が大切だと感じていました。だからこそ多くの気配りが込められた、機能性と安らぎを両立した院内に仕上がったと思います。
 患者様は病気とともに不安を抱えて当院に来られます。安心してお子様を任せて頂けて、何でも相談していただけるクリニックを目指したいですね。

おださが小児アレルギー科(神奈川県相模原市)

相模原市の南に位置し、相模原市、座間市近辺の地域における小児科全般のかかりつけ医として2013年12月3日に開院。食物アレルギーなどアレルギー疾患については、近隣の国立病院機構相模原病院とも連携しながら診療にあたっています。院内は空、海、森の3つのゾーンに分けられ、待合室や診察室には床暖房、空気清浄機で院内の空気を常に清浄する設計など、癒やしと機能性を両立した空間となっています。

おださが小児アレルギー科(神奈川県相模原市)

院長・富川盛光(とみかわ・もりみつ)

診療科目:小児科 アレルギー科
所在地:〒252-0314 神奈川県相模原市南区南台5-11-19-3F
電話:042-701-3567 FAX:042-701-3566
ホームページ:http://www.sagami-spac.com