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マイクロ流路型遺伝子定量装置GeneSoC®

2019年10月29日に発表されました、杏林製薬株式会社(本社:東京都千代田区、社長:荻原 茂、以下杏林製薬)の「マイクロ流路型遺伝子定量装置GeneSoC®」(以下、GeneSoC®)および専用測定チップを研究用機器として11 月11 日より新発売いたします。
また、GeneSoC®専用測定試薬については、順次発売する予定です。
当社は、プロモーション活動に関して杏林製薬と共同で行うとともに、当社の有する全国の販売ネットワークを通じて販売を行います。

開発の経緯

PCR(Polymerase Chain Reaciton)法は1980年代に発見され、その後、遺伝学、生理学、分類学などの研究において広く応用されている核酸増幅法です。 PCR法は遺伝子解析技術として非常に感度が高く、目的遺伝子の検出に広く利用されてきましたが、装置が比較的大きく、サーマルサイクルに時間を要し検査時間が比較的長いことから、医療現場等での迅速検査には使いにくいという課題がありました。
国立研究開発法人産業技術総合研究所(以下、産総研)では、2001年に米国で発生した炭疽菌事件をきっかけとして、「迅速」 「小型化」を目指した新規PCR技術の研究を開始しました。
このPCR技術の研究は、産総研発ベンチャーである株式会社ジェイタス※1に受け継がれ、マイクロ流路を活用することでサーマルサイクルの迅速化を達成した「GeneSoC®」が開発されました。
感染症治療においては、国際的な薬剤耐性(Antimicrobial resistance;AMR)への対応として、抗微生物薬の適切な選択等、薬剤の適正使用への取り組みが推進されています。
このような状況下、迅速・適確・簡便に原因微生物を同定できるマイクロ流路型遺伝子定量装置 GeneSoC® は、抗微生物薬の適正使用推進に資する感染症診断での活用、さらにはPOCT※2による適切な薬剤選択にも寄与できると考えられます。
杏林製薬株式会社は、今後、GeneSoC®の医療分野、食品を含めた衛生管理分野、その他の分野での活用に向けて、GeneSoC®のさらなる改良に取り組んでいきます。
※1 :2017年9月にジェイタス社は杏林製薬株式会社に吸収合併されました。
※2: Point of Care Testingの略。被検者の傍らで医療従事者が行う検査。

技術情報

GeneSoC®のコア技術は、「マイクロ流路型サーマルサイクル技術」です。 これは、マイクロ流路の下部に、あらかじめ設定した温度帯のヒーターを設置し、マイクロ流路に入れた試料を空気圧でヒーター上に移動させることで、試料を素早く目的の温度に変化させ、これを繰り返すことでサーマルサイクルを行ないます。
従来のサーマルサイクルにはペルチエ素子と冷却フィンなどの大掛かりな機構が必要で、また温度変化に時間を要しましたが、この技術を用いることで、迅速、小型、かつ消費電力が少ない核酸増幅が可能となります。

GeneSoC®は、マイクロ流路型サーマルサイクル技術に基づき、蛍光標識プローブを用いて核酸増幅をリアルタイムで検出する遺伝子定量装置であり、本体と検出ユニットによる構成となっています。検出ユニットは、最大4台まで増設できますので、複数試料の同時検査が可能です。
また、検出ユニットは独立して制御されるため、測定中であっても別ユニットを用いて別の検査を実行できます。

※3 反応干渉因子試験 : 被験試料について、試験反応を促進或いは阻害する因子の有無を確認し、反応に干渉する因子が存在する場合はその除去を試みます。
初めてのご依頼時の他、被験試料の種類または試験方法が変更された場合などに行います。

製品の特徴

※検出ユニット4台連結時(最大)

使用方法

製品仕様

製品名 流路型遺伝子定量装置GeneSoC®
本体外形寸法 362(W)×291(D)×154(H)mm
本体重量 4.0kg
検出ユニット外形寸法 64(W)×244(D)×154(H)mm
検出ユニット重量 1.0kg
電源 AC100-240V、50-60Hz
製造国 日本

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