Single Q®

分子間相互作用解析装置

1チャンネルタイプで小型のQCM装置

分子間相互作用解析装置 SingleQ

周囲の環境からの影響を受けにくい設計で、振動の影響を受けにくくなり、使い勝手が向上しました。少量サンプルから測定に対応しており、半自動インジェクション方式採用で安定した測定を実現しています。 抗原・抗体などのタンパク質、核酸、等の生体分子の相互作用を高感度測定します。 使いやすい制御ソフトウェアと解析ソフトウェア付きで測定から解離定数(kd)などの算出までサポートします。

性能・特徴

自動アプライ機能付き

人による差が大きいサンプルアプライを自動化!! 最適なタイミングで自動的にサンプルをアプライします。

水晶振動子方式(QCN)の測定原理

分子がセンサーチップ上に集積すると重量負荷により水晶発振子の振動数が質量依存的に減少することを利用。1Hzの振動数変化=30pg 質量変化に相当

特徴
  • 水晶振動子の振動数の変化により、センサー上の微量な重量変化を経時的に測定
  • 自動インジェクション機構採用で実験者間の誤差を大幅に軽減
  • 反応測定槽が400~500μlと低容量設計、より少ないサンプル量で解析が可能!

主要アプリケーション

バイオ系
  • DNA結合物質の相互作用
  • 抗原抗体反応の評価
  • タンパク質間の相互作用
  • タンパク質分解観察
  • バイオ・ナノカプセルの開発
材料系
  • 金表面への結合評価
  • 物質吸着効果の測定

制御ソフトウェア

Single-Qには使いやすいオペレーションソフトウェアが付属しています。 サンプルを最適なタイミングでアプライできる自動インジェクション機構の制御を行います。グラフィカルなインターフェイスを採用し、操作が簡単です。 グラフィックモードを搭載し、記録されたデータをそのままペーストできます。

仕様

測定方式 水晶発振子
発振周波数 27 MHz
検出限界/感度 100 pg/4.9 mm2センサー
発振安定性 液相ノイズ幅/1Hz程度(25 ℃リン酸バッファー中)
インジェクション方式 自動式(初回のみ)
インジェクション量 0.5 μL~
設定温度範囲 0.1 ~ 50 ℃(設定単位0.1 ℃)
温度制御 ±0.5 ℃(室温25 ℃での使用下)
反応槽容量 400 ~ 600 µL
撹拌機能 直接撹拌方式(撹拌棒の回転により撹拌)
本体サイズ/重量 W180×D358×H275 mm/8 kg
電源 AC100 V 50/60 Hz 2A
付属品 水晶発振子センサーチップ(4本入)
専用制御ソフトウェア
オプション 専用解析ソフト

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