アズワンのAXELショップ > SANIFOODSトップ > 食品微生物検査の手順(検体前処理) > 食品微生物検査の手順(腸炎ビブリオ)

食品微生物検査の手順
(腸炎ビブリオ)

ゆでだこ及びゆでがにの場合

 

<試料調製・増菌培養>

検体25gを採取し、2%NaCl加アルカリペプトン水225mlを加えて、約30秒~1分間ホモジナイズし、培養します。
2%食塩加アルカリペプトン水 225ml+検体25g、37℃24時間培養

<選択分離培養>

表層の一白金耳をTCBS寒天培地または酵素基質培地に塗抹します。
37℃24時間 培養

<同定>

腸炎ビブリオと推定される集落の同定を行います。
TCBS寒天培地
<集落の特徴>
TCBS寒天培地 : 青~緑色コロニー
クロモアガービブリオ寒天培地 : 藤色のコロニー
X-VP寒天培地 : 青色のコロニー

※上記特徴のあるコロニーは以下の性状試験を実施

腸炎ビブリオの性状

TSI LIM VP 好塩性試験
(食塩濃度)
斜面 高層 硫化
水素
ガス リシン 0% 3% 8% 10%
- - + - - + + -
TSI培地:乳糖および白糖の分解性(斜面)
ブドウ糖の分解性(高層)
硫化水素の産生性
ガス産生性
1%NaCl加LIM培地:リシン脱炭酸試験
1%NaCl加VP半流動培地:VP試験
0、3、8、10%NaCl加普通ブイヨン:耐塩性試験
性状試験のイメージ

生食用鮮魚介類および冷凍食品(生食用冷凍鮮魚介類)及び生食用かきの場合

<前処理>

検体25gを採取し、リン酸緩衝希釈水(3%NaCl)またはリン酸緩衝生理食塩水225mlを加え、約30秒~1分間ホモジナイズします。
ホモジナイズのイメージ

<増菌培養>

必要に応じて100倍希釈液、1,000倍希釈液を作製して試料とします。
※PBS:リン酸緩衝生理食塩水
PBS(3%NaCl)、37℃24時間培養

<選択分離培養>

上層の1白金耳をTCBS寒天培地または酵素基質培地に塗抹。
37℃24時間培養

<同定>

腸炎ビブリオと推定される集落の同定を行い、最確数表に当てはめて、1g当たりのMPN値を求ます。

最確数表

陽性管数 係数 陽性管数 係数 陽性管数 係数 陽性管数 係数
A B C A B C A B C A B C
0 0 0 <3.0 1 0 0 3.6 2 0 0 9.1 3 0 0 23
0 0 1 3.0 1 0 1 7.2 2 0 1 14 3 0 1 39
0 0 2 6.0 1 0 2 11 2 0 2 20 3 0 2 64
0 0 3 9.0 1 0 3 15 2 0 3 26 3 0 3 95
0 1 0 3.0 1 1 0 7.3 2 1 0 15 3 1 0 43
0 1 1 6.1 1 1 1 11 2 1 1 20 3 1 1 75
0 1 2 9.2 1 1 2 15 2 1 2 27 3 1 2 120
0 1 3 12 1 1 3 19 2 1 3 34 3 1 3 160
0 2 0 6.2 1 2 0 11 2 2 0 21 3 2 0 93
0 2 1 9.3 1 2 1 15 2 2 1 28 3 2 1 150
0 2 2 12 1 2 2 20 2 2 2 35 3 2 2 210
0 2 3 16 1 2 3 29 2 2 3 42 3 2 3 290
0 3 0 9.4 1 3 0 16 2 3 0 29 3 3 0 240
0 3 1 13 1 3 1 20 2 3 1 36 3 3 1 460
0 3 2 16 1 3 2 24 2 3 2 44 3 3 2 1,100
0 3 3 19 1 3 3 29 2 3 3 53 3 3 3 <1,400
注 A・・・検体の10倍希釈液を1ml接種したもの
  B・・・検体の100倍希釈液を1ml接種したもの
  C・・・検体の100倍希釈液を0.1ml接種したもの

微生物検査を始めたい企業様へ

微生物検査に関して、まずはお問い合わせください

検査をしたことがないけど検査をしたい、スペースがない、どうやって検査を初めていいかわからない、何から手をつけたらいいかわからない、そんな方はまずはご相談ください!!